CAのアンチウイルスソフトウェアのユーザーは米国時間7月9日,同社のアンチウイルスソフトウェアが「Windows XP」のシステムファイルをウイルスと誤判定したことについて,不満をこぼした。

 一部の顧客からは,Windows Service Pack 3や商用「Cygwin」アプリケーションのファイルが行方不明になったとして,それらが削除されたのではないかとの声が上がった。しかし,CAによると,それらのファイルは隔離されて,拡張子が変更されただけで,ファイル自体には何の変更もないという。

 CAは,同社のソフトウェアが「Win32/AMalum.ZZQIA」ファイルをウイルスとして誤検出したことに気付いたのは8日のことだと述べる。同社は顧客に対し,「Signature 6606」をアップデートしてこの問題に対処するよう呼びかけている。

 CAのアドバイザリには次のように書かれている。

 「『CA Internet Security Suite』のユーザーは,GUIを使って,影響を受けたファイルを隔離状態から復元することができる。『CA Threat Manager』を利用している場合は,ローカルのハードドライブ上で拡張子が『.AVB』のファイルを検索した後,手動で元のファイル名に付加された文字を削除することによって,元のファイル拡張子に戻して欲しい」

 CAは顧客サポートを通して,影響を受けたファイルを検索し,元の拡張子に戻すためのツールの提供も実施している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ