新しいWindows PCを購入したいと思っているが,7月1日まで待てるというなら,そして「Windows 7」が出荷された際に,同バージョンへの無料アップグレードを獲得することに関心があるなら,その日まで待ったほうがよさそうだ。

 2008年12月に,TechARP愛好家サイトが,Microsoftが計画するWindows 7へのWindowsアップグレードプログラムについてのニュースを打ち明けている。今週TechARPは,MicrosoftとPCパートナーが,いつどのようにしてWindows 7への道を開く準備を始めているかについて,さらにいくつかの新しい情報を掲載していた。

 (注意:1月もそうであったが,Microsoftは依然としてTechARPの報道の詳細についてはコメントを控えている。しかしTechARPは,MicrosoftがPCメーカーのパートナーらによる内部サークルで共有している文書を入手しているようにみえる。Microsoftは1週間前にこれらのパートナーと最近のブリーフィングを開催している。実際に,同社がWindows 7のSKUラインナップを公表した理由のひとつは,先週PCメーカーと共有していた情報が,いずれにしても漏れ出すことを恐れていたためだ。)

 TechARPによると,Microsoftは2008年12月にOEMに対し,Windows 7のための「Technical Guarantee」プログラムを準備していると伝えていたという(従来のWindowsリリースでも実施してきたことである)。これはPCメーカーが「Windows Vista」マシンを7月1日以降に購入した顧客に対し,Windows 7が出荷された際にはWindows 7への無料アップグレードを提供することをMicrosoftが認めるというものである。

 TechARPは今週,この「Windows 7 Upgrade Program」は,7月1日から2010年1月31日まで継続することになりそうだと指摘した。(TechARPが当初伝えていた終了日は「未定である」とされていた。)無料のWindows 7メディアをユーザーに提供する最終履行日は2010年4月30日となる予定であると,TechARPは今週述べていた。そして32ビットWindows Vistaから64ビットWindows 7へのアップグレードは無料ではなく,32ビットから32ビット,または64ビットから64ビットへのアップグレードのみが,計画されたアップグレードプログラムの一部として含まれる予定であるという。

 筆者の情報筋によると,依然としてWindows 7は2009年第3四半期の提供に向けて前進しており,リリース候補(RC)は4月頃となりそうである。ちなみにMicrosoft関係者は今も,同製品が2009年内に出荷されると言うつもりはないようだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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