Appleは、「iPhone」に関して新たな武器を手に入れた。提供:米国特許商標庁(MacRumors経由)
Appleは、「iPhone」に関して新たな武器を手に入れた。提供:米国特許商標庁(MacRumors経由)
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 Appleに対し「iPhone」へ搭載されたマルチタッチユーザーインターフェースの多くが対象と思われる特許が認められていた。

 MacRumorsの報道によれば,特許は米国時間1月20日に認められており,これを最初に見つけたのはWorld of Appleという。発明者には,Steve Jobs氏,iPhoneのソフトウェアチーフであるScott Forstall氏,Appleが2005年に買収したFingerworksの創立者の1人であるWayne Westerman氏など,Appleの幹部が含まれている。

 同特許はきわめて長大で,指でズームする操作を伴うウェブブラウジングやスワイプジェスチャーによるスクロールなど,iPhoneで使われているデータ表示方式の多くが対象となる。

 最高業務執行責任者(COO)のTim Cook氏は21日,第1四半期(2008年10-12月期)決算発表の際,当社は「(知的財産が)勝手に使われるのを座視しない。使える手段は何でも使うつもりだ」と述べ,iPhoneの競合他社はこの点を肝に銘じておくべきであると続けた。この日は特許が成立した翌日であり,それを念頭に置いた発言だろう。名指しは避けているもののPalmに向けられたものと受け止められている。

 特許の全文は米国特許商標庁のウェブサイトで閲覧可能である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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