Microsoftは,新年の幕開けにあたり,サーバー&ツールビジネスを長年統括してきたBob Muglia氏をプレジデントに昇格させる人事を決定した。プレジデント職には現在,エンターテイメント担当のRobbie Bach氏とビジネス部門担当のStephen Elop氏もあたっている。

 役職は変わったものの,Muglia氏の職務範囲はこれまで通り。このたびの人事は,サーバ部門の重要性が増していることの裏づけでもある。サーバ部門は前会計年度に,全社の5分の1にあたる130億ドルの売り上げを計上している。

 Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は従業員に宛てた電子メールで「Microsoftでは人材が常に成功の鍵を握ってきた。才能,意欲,ビジョン,顧客視点,リーダーシップを兼ね備える人材である」と述べている。「こうした素質の面および成功への貢献度においてBob Mugliaの上をいく人材は社内には他にほとんどいない」(Ballmer氏)

 The Wall Street Journalの記事には,「HailStorm」失敗後のインターネット部門再編で降格し,マネジメントソフトウェア部門の責任者となったMuglia氏は,このたびの人事で返り咲いたと指摘する。Muglia氏は現在,そのコンポーネントがHailstormにも似ている「Azure Services Platform」の責任者でもある。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ