一部のPCメーカーは,「Windows XP」の販売を,さらに4カ月間継続して行えるようになった。

 BBCの報道によれば,Microsoftは米国時間12月22日,中小のPCビルダーおよび再販業者に対して,Windows XPの販売ライセンスを提供する期限を,当初の2009年1月31日から5月30日へと延長することを明らかにした。

 あるMicrosoftの関係者は,電子メールで「Microsoftは在庫管理プログラムで,ディストリビューターが(Windows XPの販売ライセンスを)最後に注文できる期限を,当初は2009年1月31日に設定していたものの,より柔軟に提供していくことを決定し,5月30日まで注文を受け付けることになった。しかしながら,これは,(Windows XPの)販売拡張を狙ったものではない」との声明を発表した。

 とはいえ,5月30日以後も,Windows XPの販売が完全に終了するわけではない。Windows XPは,「超低価格PC」(Ultra-Low-Cost PC:ULCPC)と呼ばれるクラスのコンピュータ向けに,2010年6月30日まで提供される予定になっており,新興市場においては,同じく2010年6月30日まで,ローエンドの「Windows XP Starter Edition」を搭載するPCの販売を認める方針が打ち出されている。

 さらに,大手PCメーカーも,2009年7月31日までは,顧客のリクエストに応じて,工場でWindows XPにダウングレードした「Vista Ultimate」および「Vista Business」搭載PCの販売が可能となっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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