Research In Motion(RIM)のマーケティングチームは,Appleのマーケティングに対抗する方法を見い出したようである。

 幸いにも,新たにリークした情報は,実にクールな内容である。CrackBerry.comBoyGeniusReport.comでは,新たな「BlackBerry Storm」のユーザーガイドおよび「BlackBerry Application Center」の写真などが掲載されている。iPhoneの「App Store」が人気を博す中で,とりわけBlackBerryユーザーには,「BlackBerry Application Center」の登場が待ち望まれている。

 依然として詳細は明らかになっていないが,Gizmodoは,BlackBerry Application Centerについて,少し突っ込んだ報道をしている。

 App Storeに対抗すべく,RIMが開設するBlackBerry Application Centerは,ある致命的な問題により,App Storeほどの期待は抱けないだろう。その問題とは,BlackBerry Application Centerが,通信キャリアによって運営されるものになるという点にあり,携帯電話サービス提供会社が,たとえRIMによって承認された後でさえ,アプリケーションの提供を拒否することも可能になってしまう。そして,ここが不可解な点でもあるのだが,すべてのアプリケーションは,デバイス上のブラウザを介してのみダウンロード可能であり,BlackBerry Application Centerは,検索,閲覧,デバイスからのプログラムの削除しかできない。BlackBerry Application Centerから,ダイレクトにアプリケーションをインストールすることはできないのだ。

 筆者は,まだ1週間しかiPhoneを試用する機会がないものの,iPhone本体および搭載機能が気に入っている。とはいえ,AT&Tの提供サービスには満足していない。Macのデスクトップと統合された使い勝手の良さや,新たなアプリケーションの入手方法などは,群を抜いた出来栄えだと感じている。もしBlackBerryユーザーにとっても,同じようなユーザーエクスペリエンスが提供されるならば,非常に大きな価値があるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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