Reutersの報道によると,Microsoftは携帯電話メーカーへの「Windows Mobile」ライセンス料を,GoogleやNokiaの無償提供に対抗せずに据え置く計画であるという。

 リサーチ会社のStrategy Analyticsによると,Microsoftは携帯電話1台当たり8ドルから15ドルのライセンス料を徴収している。一方で,携帯電話メーカーは,Googleの「Android」を無償で組み込むことができる。

 携帯電話市場におけるResearch In Motion(RIM)やApple,Nokia,そして新参のGoogleといった競合他社が,シェアを伸ばそうと狙いを定めていることを考えれば,Microsoftのこの決断は意外なものに感じられる。

 デスクトップにおけるMac OSやLinuxの例にも見られるように,独占企業と戦うことは非常に困難である。Microsoftは「Xbox 360」の製品価格を下げることでゲームコンソール市場でのシェアを伸ばし,大きな成長を示した。携帯電話も重要な市場であるのは間違いないはずだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ