東芝は日本時間9月10日,2種類の1.8インチ(1.8型)ハードディスクドライブ(HDD)を発表した。シングルプラッタモデルの「MKxx31GAL」シリーズと,デュアルプラッタモデルで1.8型としては世界初となる240Gバイトの記憶容量を持つ「MK2431GAH」の2種類で,シングルプラッタモデルのシリーズには,120Gバイトの「MK1231GAL」と,80Gバイトの「MK8031GAL」がある。

 一般に,1.8型のHDDはスモールフォームファクタのポータブルHDDに分類される。ただしこの分野の標準サイズは2.5インチで,1.8型は主に携帯型メディアプレーヤーやビデオカメラ,および超小型のモバイルPCに使用されている。

 東芝の新しい2種類のHDDは,インターフェースにパラレルATA(PATA)を採用し,120Gバイトおよび240Gバイトモデルについては1平方インチあたり344Gビットという業界最大の面記録密度を実現している。また,記録方式には,2005年に初導入され,現在第4世代にあたる垂直磁気記録技術が使われている。

 新しい1.8型のHDDシリーズは,機構およびファームウェアについても設計を一新し,耐久性を向上させるとともに,PCの内蔵HDDとしての用途だけでなく,薄型のモバイル機器にも非常に適したモデルとなっている。特に240Gバイトのデュアルプラッタモデルは,軽量のモバイルPCやハイエンドのデジタルビデオカメラに適している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ