サンフランシスコ発--当初の予定より少し遅れたが,ついに登場した。

 ちょっとした混乱のために予定より3週間遅れとなったが,Intelは7月14日夜,最新の「Centrino 2」プラットフォームを正式発表した。

 発表が遅れた理由は,搭載されるグラフィック機能のほか,Centrino 2が利用する無線LAN規格「802.11n」の米連邦通信委員会(FCC)による認定が関係しているといわれている。

 しかし14日,Intelのモバイルプラットフォームグループでバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャを務めるMooly Eden氏は,問題は「簡単な手続き」に関するものであり,今はもう順調だと述べた。

 Centrino 2プラットフォームの発表を受け,Lenovo,Acer,Gateway,富士通などのPCメーカーが同最新技術を搭載したノートPCを発表することを表明している。

 Centrino 2には,法人向けの「Centrino 2 with vPro」と,消費者向けの2種類がある。

 今回Intelは,Centrino 2の高精細メディア機能を強力にプッシュしている。プラットフォーム全体をBlu-ray Disc規格の再生向けに強化しており,ノートPCのバッテリ寿命を延長することで,途中で充電することなく高精細映画を1本観れるようにもしている。

 Centrino 2ファミリで利用できるプロセッサは5種類ある。14日の発表会でIntelは,「Core 2 Extreme Mobile Processor X9100」に大きなスポットを当て,「最高のパフォーマンスを実現するモバイルプロセッサ」とした。Intelは同プロセッサでオーバークロックを解除し,ゲーム愛好家向けにチューニングした。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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