Palmの最高経営責任者(CEO)であるEd Colligan氏によると,待望の次期OS「Nova」はインターネットを中核にすえたものになるという。現在利用されている「Palm OS」とは,大きく異なるものとなりそうだ。

 Palmはこれまで,次期OSの開発について硬く口を閉ざしてきた。だが,Colligan氏はAPCのインタビューに応じ,Novaについて「多くの機能を持つ次世代のOSとなり,インターネットやウェブベースのアプリケーションを想定したものとなる」と語っている。NovaはLinuxをベースとし,2009年にリリースの予定だ。

 これは,過去にPalmに成功をもたらしたもの,Appleの「iPhone」を現在成功に導いているものに戻る,というのが背景にある構想だ。これはつまり,ハードウェアとソフトウェアを含む包括的なシステムを持ち,インターネットやデスクトップPC経由での外部とリンクできることを指す。Palmは2003年にPalmSourceと2社に分社した時,OSのコントロールを失った。現在,「Treo」と「Centro」では,4年前のOSをそのまま採用している状態だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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