海外に出張すると、空港や街中で、耳にブルートゥースのヘッドセットを身に付けた人を多く目かけると思う。昨年ごろからは、日本でも「スマートフォン」を見かけることが増えた。

 スマートフォンとは、高機能型の携帯電話ととらえればいいだろう。電子メールやスケジュール管理、Webブラウザの閲覧、GPS(全地球測位システム)などの機能を備える。QVGAサイズ以上の画面や、QWERTY配列のキーボードも付いている。

 ビジネスで使える携帯電話として、スマートフォンに興味を持っているユーザー企業のシステム担当者は多いはず。こうした相手との会話を弾ませるために、最近のスマートフォンを巡る動きを知っていて損はないだろう。

 もともとスマートフォンは、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)が開発した「ブラックベリー」が原型とされている。当時、ポケットベルのメーカーだったRIMが、電子メールも使える端末としてブラックベリーを投入したのだ。



本記事は日経ソリューションビジネス2008年4月30日号に掲載した記事の一部です。図や表も一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。
同誌ホームページには、主要記事の概要や最新号およびバックナンバーの目次などを掲載しておりますので、どうぞご利用ください。
日経ソリューションビジネス・ホームページ