Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏は,Appleが2009年に4500万台の「iPhone」を販売するとの予測を米国時間3月31に発表したのに続き,強気な予想を再び発表した。

 Munster氏は米国時間4月1日にリサーチノートを発表し,Appleの「Mac」が米国消費者市場でシェア21%を獲得し,全世界における市場シェアが約10%となると予想した。同氏がこのような結論を得た背景には,市場調査会社IDCが発表した統計がある。IDCは,全世界PC市場におけるAppleのシェアが2006年から2007年に2.4%から2.9%成長したことを発表している。Munster氏によると,世界PC市場の70%は,Appleの主戦場でないエンタープライズコンピューティングが占めているという。そのため,21%という数字は,米国の消費者市場のみを対象としているという。

 これらは単なる予想にすぎないが,少なくともAppleは2008年に好スタートを切っている。小売販売の調査を専門とするNPDは,Appleのコンピュータ事業が2月に顕著な伸びを見せたことを示す証拠を見つけている。NPDの見積もりによると,Macの全出荷数は他のPCメーカーと比べて60%上昇し,9%成長するという。

 また,Munster氏は,Dell.com,HP.com,Lenovo.comなどのデータを集め,Windowsマシンに比べてMacの価格が非常に高いことが批判の対象となっているが,平均的なApple製デスクトップは16%,そして,ノートブックは9%高価であるという結論を得ている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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