3月2日 こうしろうが帰省した。こうしろうにしてはめずらしく早い帰省なのは,運転免許を取るためだ。近くの北陸自動車学校というところに通っている。それでも時間がないのか,クイックコースを選択している。残念ながら,少しお高い。それにしても,春だと言うのに北陸という言葉には無駄に哀愁がある。
 
 そうかと思うと,3月7日にまた大阪に戻った。大学にも用事があったらしいのだが,7,8,9日とロボライズでバイトをして来た。旅費にペイするのかどうかは問題ではないらしい。

 3月17日には,大学生・高校生によるITビジネスプランコンテスト 第2回e-キャンパスの2次審査会に出場するために,また大阪に日帰りする予定だ。229件の応募があった1次審査会のITビジネスプラン部門を通過した8チームで2次審査会が実施される。大賞30万円,優秀賞10万円(2,3件),佳作3万円(数件)となかなか太っ腹なコンテストである。

 こうしろうは「旅費は取り戻せるな」と,捕らぬ狸をしている。旅費を負担したくない父としては,さすが経済学部と言っておくしかない。
 
 「にいちゃん,帰ってきたら,ほの,ロボットできんが?」と富山弁で心配していた小学3年生の娘ほのちゃんが,現在はMindStorms日記の主役である。どうも,ロボットはこうしろうのものというイメージがあるらしい。近ごろ,こうしろうとMindStormsのかかわりは,「いかに教えるか」に移行している。

 3月9日 前回,小さなギヤがこわれたので,MindStorms education 9797という言葉による解説が全くない小さなマニュアルにしたがい,ロボットを作り直すことにした。

 上下がわからなくなり,私が少し手を貸すこともあったが,ほのは難しい形でもだいぶ理解できるようになってきた。空間把握能力が発達したのかとうれしくなった。いや,単に少し慣れただけなのかもしれない。空間把握能力というのは何歳ぐらいで伸びるものなのだろうか?

 このロボットは,デスクロボシリースの基本セット9797だけでは作成できない。二足歩行ロボットを作成できる拡張セットの9648に入っている部品が必要になる。
 
 「ちょっとそこだけ作らせて」と一緒に組み立てようとすると,全部自分でやりたい,自分だけでできるもんという気持ちが強いのか,ほのは最初嫌がった。でも「一緒にやるとお父さんも楽しいわ」と言うと,笑顔で応えてくれた。
 
 全国のお父さんへ。子供と一緒にロボットを組み立てるのは楽しいですよ。空間把握,論理的思考,忍耐力を鍛えるとかいろいろ効果はあげられますが,一緒にロボットを作っているとき,子供が見せてくれるおもしろい発想やセンスに「へぇー!」と驚くことがあります。それは,とてもうれしい瞬間です。子供の中に宝石を見つけたような気持ちになります。ぜひ,親子でロボット作りを楽しんでください。

 1時間ほどで,走るだけのベースとなるロボットが出来上がった。小学3年生だとこれぐらいの時間でやめるのがちょうどよいのかもしれない。プログラムなしで,今回はおしまいだ。