Appleが音楽販売に対する支配力を強め続けている。同社のオンライン音楽ストア「iTunes」が米国第2位の音楽販売店となった。

 米調査会社NPD Groupのリポートによると,今やiTunesは5000万人以上の顧客を抱え,2007年には40億曲以上を販売したという。

 iTunesは,音楽販売でBest Buyを抜き,Wal-Martに次ぐ第2位に躍り出た。Appleの勢いは止まらない。iTunesがAmazonを抜き,米国第3位の音楽販売店となったのは,つい2007年6月のことだ。

 iTunesがWal-Martを抜き,音楽販売で首位に立つまで,あとどのくらいの時間を要するのだろうか。

 音楽業界全体にとっての好材料としては,NPDによると,楽曲ベースの販売が6%増加している点だ。その増加分の大半は,オンライン販売によるものだ。

 一方,悪い知らせは,CD販売の減少により,支出額が10%減少したことだ。インターネットユーザー1人当たりの支出額は,およそ44ドルから40ドルに減少した。NPDによると,米国のティーンエイジャーの半数近く(48%)が2007年にCDを1枚も購入しなかったという。2006年の同様の調査ではおよそ38%だった。

 NPDは,2007年にCD購入者がおよそ100万人減少したと推計している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ