もし,ウェブブラウザ「Firefox」の外観がカメレオンのように代わったらどうだろうか?
稼働しているOSのインターフェースに適合するオープンソースウェブブラウザ。次期「Firefox」であるバージョン3(開発コード名「Gran Paradiso」)では,変更点の1つとして,このようなネイティブな外見が予定されている。
Mozillaでインターフェースデザイナーを務めるAlex Faaborg氏は先週,「ウェブブラウザは,ユーザーのOSにおいて信じられないほど主要な役割を担うようになった。われわれとしては,ユーザーがとる最初の行動が,よくわからないアプリーションのインストールというのを好ましいと思っていない」とブログで述べ,「Mozillaのユーザー体験チームは,IEよりもWindowsに外見上適合させる,また,SafariよりもOS Xに外見上適合させるため,良い仕事をしたいと文字通り考えてる。上手くできるかは不明だが,それがゴールだ」と説明した。
WindowsではXPとVistaとでFirefoxの外見は異なる予定だ。しかし,種類がさらに多いLinuxインターフェースでは,より多くの困難が考えられる。Red Hat,SUSE,Ubuntuというよく知られた3バージョンだけでも,外観はすべて異なっている。さらに,各バージョンでは,KDEとGNOMEグラフィックインターフェースが採用されており,状況はより複雑になる。
Faaborg氏は,「Linuxにおける視覚的統合については,異なるディストリビューションの数を考えると,最善の方法がどれかはまだ不明だ」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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