これは公式のニュースだ。われわれが8月から動向を追っている「Eee PC」を北米で数週間以内に発売するとASUSが発表した。重さ2ポンド(約907グラム),7インチ(約18cm)で,LinuxをOSに搭載している。3機種あり,価格は299ドル~399ドル。

 ASUSは北米市場向け製品の仕様を公開していないが,ASUSのグローバルウェブサイトに掲載されている3機種と同じようになると思っていいだろう。ハイエンド「Eee PC 8G」は,8GバイトのSDDを搭載,1GバイトのRAM,Webカメラ内蔵で,バッテリ持続時間は3.5時間。「Eee PC 4GB」は,4GバイトのSDD,512MBのRAM,Webカメラ内蔵でバッテリ持続時間は3.5時間。ローエンドの「Eee PC 4G Surf」はEee PC 4GBにWebカメラがついていない構成で,バッテリ持続時間は2.8時間(SDDが2Gバイト,RAMが256Mバイトのエントリモデル「Eee PC 2G Surf」は,米国では販売されないようだ)。

 製品名に「PC」という言葉を入れているものの,ASUSはEee PCをコンピュータとよばないようにしている。16日に発表したプレスリリースで,ASUSはこの端末を「はじめてモバイルインターネットガジェットを利用するユーザー向けの7インチのガジェット」と表現している。同社は,簡素化したユーザーインターフェースを強調しており,ユーザーは電子メールへのアクセス,テキストメッセージの送信,ファイル共有が容易に行えるという。これにお気に入りのウェブウェアを入れれば,フル機能を搭載したノートPCは不要かもしれない。

 Linuxベースのモバイルインターネット端末「Palm Foleo」の運命を考えると,ASUSのEee PCは注目といえそうだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ