無線LANを導入した。こうしろうやかずが年中インターネットを使っており(と言っても,かずはもっぱらゲームのサイトばかりなのだが),あまりパソコンに触りたがらなかった妻までが,図書館の蔵書検索などで頻繁に使い出したので,ネットで何か調べたい時に「代わって」というのが面倒くさくなり,コレガの無線LANカード付きルータを2万数千円で買った。有線ポートも4つ付いているので同じ部屋で複数台使いたいときにも便利である。データの暗号化に加え,無線ルータを見えなくするステルス機能もあり安心だ。CATV接続なので「速い」と大騒ぎするほどのスピードが出るわけではないが必要十分な速度が出る。

 期末テストが終わり,部活も中学3年生として最後の大会が終わったこうしろうはちょっと暇になった。土曜の夜,「日経ソフトウエアの最新号あるけ?」とやってきた。こうしろうは私の新連載『C言語で始めるプログラミングの基礎』でC言語を勉強している。第2回「変数とは何かを根本から理解する」のページを開き,サンプルプログラムを打ち込んで実際に動作を確認していく。丁寧にやっているのか1時間ほどPCの前を離れなかった。

 どうやった?と聞くと「今回はサンプルプログラムがたくさん載っていて,実際にやってみられるところが良かった」とおほめの言葉。この連載についてはいつも肯定的である。この機会にC言語をちゃんと勉強し直そうと思っている様子だ。

 変数のアドレスを&(アドレス演算子)で表示させるプログラムでは「メモリアドレスが誌面と全く同じになった」らしい。エスケープシーケンスで改行やタブだけでなく,ブザーが鳴ることに新鮮な驚きがあったようだ。

 第2回の狙いは実際に手を使って試してもらうことだったのだが,サンプルを打ち込んで,結果を確認してくれた人はどれぐらい,いたのだろうか?

7月6日 久しぶりに,こうしろうとかず,そして私の3人でMindStormsをすることになった。「何,作ろう?」,「トレンドはやっぱお掃除ロボットでしょ」とトレンドにうるさい中学生が言うので「ラフスケッチ」を描いてみようと使用済みのコピー用紙の裏に3人で絵を描きはじめた。



こうしろうの描いたこんな絵が一番まともだったので(かずと私はいったい何を描いていたのだろう),即採用となった。こうしろうを中心にロボット製作を進めるが,久しぶりなので思ったように手が動かない。私も手伝おうとするのだが,アイデアが出てこない。最近,一番MindStormsに触っているかずは兄との衝突を避けるため,ひとりモーターを回して遊んでいる。兄には少し遠慮してしまう弟であるが,その分,父には遠慮がない。



何とか,ここまで出来た。100円ショップで買ってきたほうきを真ん中に挟んで走る車だ。こうしろうによると,先頭にライトセンサーを付け,障害物を避けながら進むらしい。

 私は今回,どのプログラム言語を使って,このロボットを動かそうかと考え,日経ソフトウエアの古い号を引っ張りだした。