4月19日 かずはDUNKOBOTSのレベル2に挑む。レベル2ではライトセンサーを使う。テーマは
The Challenges is to make a robot that's moves back and forth and catches, carries and shoot a ball.
バックしてボールをキャッチしたら,前に進みゴールに向かってシュートするロボットを作ろうである。
デザイン仕様は以下のようになる。
* 前進,後退に1つモーターを使いなさい。
* 2つ目のモーターはボールをシュートするのに使いなさい。
* ボールをキャッチして運ぶための場所が必要である。
* ボールを持っているかどうか見るためにライトセンサーを使いなさい。
ヒントを見ながら,かずがロボットを作る。
こんなロボットになった。ボールを投げるアームの上に付いた青色のブロックがライトセンサーである。ライトセンサーは光を発し,その反射を読み取りパーセンテージ値を返す。黄色いスポンジのボールが置いてある時とそうでない時は返す値が違うのである。
ボールを検知したら,前進してゴールの前に進みシュートするようにプログラムを作るのだ。
ずっと以前に紹介したRCX Command Center(RCXCC) を使ってかずがロボットをテストする。RCXCCはNQC(Not Quite C)言語でMindStormsのプログラムを開発するための統合開発環境であるが,Direct ControllerやWatching the RCXなどのツールを使ってモーターを動かしたり,センサーの値を確認したりすることができる。
スポンジボールが置かれている時のライトセンサーの値とそうでない時の値を確かめた上で,プログラミングを開始することができるのだ。
こうしろうとMindStormsを始めた時は,何も予備知識のないまま手探りでプログラムを作っていった。うまく行かず投げ出してしまうこともあったが,試行錯誤の面白さがあった。かずと改めてMindStormsで遊ぶ今は,経験もあればツールもある。プログラムを組む前に動作確認して,ステップ・バイ・ステップで着実にロボット作りを進めることができる。キチンとした満足感がある。
「にいちゃん,もうマインドストームせんがかな。」楽しそうに遊んでいたかずが思い出したようにポツリとつぶやく。以前のようにこうしろうと一緒にMindStormsをしたいようだ。 しかし,中学3年生の兄と小学6年生の弟には実際の年の差よりも大きな開きがあるように感じられる。こうしろうはもうトップページの写真とは別人のようで,ざごつけない存在になりつつある。(富山弁解説 ざごつけない:富山弁の中でも,かなりレアな言葉。大きくて無骨で目障りな様子。)
果たして,二人はまた一緒にMindStormsで遊ぶことができるのだろうか。
第124話 同じことの繰り返しのようでも,けっこう新鮮だ
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