12月23日 近頃の子供達には、サンタクロースがたくさんいる。孫の喜ぶ顔が見たいサンタさんから、こうしろうとかずはMindStormsの拡張キットROBO Sportsを受け取った。



 今度はロボットがスポーツするわけだ。ROBO Sportsにはモーター、スポーツ仕様のタイヤ、スポンジのボール、アイスホッケーのパックのようなものを始めとする90のパーツが含まれている。ConstructPedia(組立辞典)やCD-ROMなどのソフトウエアも付属している。CD-ROMのソフトを、以前RISをインストールしたディレクトリにセットアップする。「何か面白いチュートリアルが始まらないか」とこうしろうとかず、それと私はディスプレイにかじりついていたのであるが、今までと同じムービーが延々と流れただけだった。

 「このCD-ROMって一体?」と思い、あちこちマウスでクリックしているとChallengesメニューにROBO Sportsという項目が追加されていた。ダンクシュートを決めるDUNKOBOTS、パックをシュートするPUCKOBOTS、スポンジのボールを食べまくるGRABOBOTSなどが紹介されている。とりあえず、何か作ってみようとこうしろうとかずはバスケットボールのゴールと、スポンジのボールを投げるロボットの製作に着手した。こうしろうはConstructPediaを見ながら、ゴール(バスケットボールの用語で言うと、バックボードとリング、それに支柱ユニットというべきなのかもしれないが、長いので「ゴール」にしちゃいます)を作り、かずは前後に移動する機能とボールを投げるアームを持つロボットを作った。

 この日の夕食はチーズフォンデュー鍋(これも我が家の鍋デーのメニューのひとつ)だったので、ワインを3杯飲んだ私は、子供達のかたわらでウトウトしていた。横目でちらちら、こうしろうとかずの様子を眺めていると本当に楽しそうにロボットを作っている。サンタさんは正解だった。



 かずのロボットはまだ試作段階である。スポンジボールを拾い、リングにシュートを決められるようにしなくてはいけない。

12月30日 とりあえず、ボールを投げられるようにしようということで、こうしろうとかずがそれぞれアームを作成した。先にボールをシュートできるようになったのはかずの方であった。



やや遅れて、こうしろうも完成。



 写真を見る限りでは、どっちも同じに見えるがボールの飛距離と投げた後の壊れにくさで、こうしろうの作ったロボットの方に一日の長があった。真っ直ぐ走ってボールをシュートするという、まるでROBO Sportsの紹介記事のような単純なロボットであるが家族みんなで遊ぶとそれなり楽しい。今回は、ほのちゃんまでリモコンでロボットを操作し、「キャッ、キャッ」と盛り上がった。

 暮れも押し迫ってきたので、今日はこれにて失礼するが、ROBO Sportsのおかげで作成するロボットのバリエーションが広がることは間違いない。