本Webサイト「日経ソフトウエアWebスペシャル」で常時更新されているページはきたもとさんの『おでかけ日記』と私の『MindStorms日記』である。私は以前から、きたもとさんのページが気になっている。「きたもと's Eye」とでも言うか、きたもとさんの独自の視点は確かに面白い。また、きたもとさんには、きれいなお姉さんの写真という飛び道具がある。(私もたまに眺めては鼻の下を伸ばしている)何かこれに対抗する手はないかと考えた。(別に対抗する必要はないのだが…)

 とうとう、奥の手を出そう。きれいなお姉さんの写真に勝てるとしたら、「これしなかい!」かわいいほのちゃんの写真である。11月3日に2歳の誕生日を迎えたほのちゃんは『あんよもバッチリ』である。



今回はバックショットのみである。出し惜しみしているわけだ。

 話は変わるが、デジタル・カメラとインクジェット・プリンタの高解像度化には目を見張るものがある。数年前は30万画素のデジ・カメを宝物のように扱っていたのだが、今や300万画素以上のデジ・カメが当たり前になり、200万画素のデジ・カメは値引き競争に入っている。でも、私はあえて言いたい。「本当にそんな高解像度なものが必要なのか?」ウェブに掲載する画像は、ディスプレイ装置の解像度と考えあわせると100万画素で充分なはずである。ホームページに高解像度の画像をそのまま貼り付けたら、閲覧者はダウンロードに要する時間にうんざりしてしまう。

 インクジェット・プリンタも360dpiから720、1400、2400dpiと進歩し、レーザー・プリンタをしのぐ高精度を誇っている。写真品質とか言って、まるでフィルムを現像に出したように印刷できることを売りにしている。確かに写真専用紙に印刷した場合の品質は驚くほど高い。しかし、デジタル化することの本当の目的は、ソフトウェアを使って加工することにあるはずだ。例えば上のほのちゃんの画像は、普通の写真を売価8800円、300dpiのスキャナで読み込んだものである。読み込み直後の画像は下記である。



 さすがに、このままでは載せられない。そこで画像編集ソフトを使い色を調整して、ほのちゃんの周りをぼかしたものが最初の画像である。周囲をぼかすことによって、元々ぼんやりした画像であっても、きれいに見せることができる。普通の紙に印刷しても「いい感じ」になる。わたしゃ別に、高いデジ・カメを持っていないから、ひがんでいるわけではない。(少しはそうかもしれない。)

 「何を言いたいのか?」って、メーカーの高解像度化競争にのっかる必要はないということである。ちょっと時代遅れの機器でも工夫次第で十分使えるのだ。どうも最近、IT、ITと叫ばれるなかで、ハードウェアばかりにユーザーの興味が誘導されている気がしてならない。機械の能力を発揮させるには優秀なソフトウェアが必要であり、コンピュータ業界の方向性を決するのはソフトウェアである。

 こんな事を書いているかたわらで、こうしろうとかずはMindStormsでロボット制作に熱中している。そろそろ始めよう。これからが『MindStorms日記』。

11月11日
 Jin SatoさんのHP『MindStorms情報局』を見ていたこうしろうとかずは、その中の「お気軽コンテスト ― 障害物競争 ―」に興味を持ったようだ。コンテストの内容はMindStormsの箱を乗り越えて走るロボットを作るというものである。トップページの画像を見ていただければ、わかるようにこの箱はかなり大きい。今回はこうしろうとかずが別のロボットを全く違うアイデアで作り始め、家庭内ロボット・コンテストの様相を呈してきた。


かずのロボットは、箱を登る仕組みが機械式である。


こうしろうのロボットは、箱を半分登った。

 双方のロボットとも、まだ土台ができただけの段階である。私はもちろん「どっちもいいね。」というスタンスである。果たしてどちらのロボットがMindStormsの箱を乗り越えることができるのか?次回のお楽しみである。どちらも乗り越えてくれればいいのだが…