第34話に書きましたように《FPによる地域情報》まいらいふnavi【富山】というメールマガジンで『こうしろうのMindStorms日記』が紹介されました。このメールマガジンの発行者はFP(ファイナンシャル・プランナー)の東田さんという人で、まぐまぐから配信されています。ファイナンシャル・プランナーという今まで私には縁遠かった職種の人まで、引き付けたのはMindStormsの魅力でしょう。ちょっと本文を転載します。



3.〔いまどきの富山県人録(1)〕 MindStormsって、何だろう?
 いまどきの富山を語るために、「身近にこんなすごい人/モノ/場所」を考えるコーナーを作りました。少しでも富山の今を感じていただけると嬉しいです。

第1回は日経ソフトウエアのHPに「こうしろうのMindStorms日記」を連載中のライター金宏和實さんとこうしろうくん、そしてご一家を取材させていただきました。

最初に見せていただいたのは、「ROBOTICS」と書かれた大きな箱。懐かしい「LEGO」の文字も見えます。MindStormsは、レゴブロックを組みたてて、それをプログラムによって動かすことができるのです。
 「忘れないうちに言いたいことだけ言いますね。MindStormsは、実際に手を使ってロボットを組みたてて、それをプログラムによって動かすというのがいいところなんです。実際に苦労して作って、何度も繰り返しテストして意図どおりに動くかどうかがすぐに見られるし・・・かず、タッチセンサーやってみて」 実際に目の前で「最新作」を動かしてもらいました。

(中略)

「勉強よりおもしろい」こうしろうくん、「教えるというよりも一緒に考える」という金宏さん。 

世はこぞって「IT」がもてはやされています。 目先のパソコン教育や受講補助よりも、実はこういう地道な教育が 20年、30年後の日本にとってもっとも大事で、もっとも有益なのでは・・・と思いました。 彼らの「MindStorms日記」のこれからの展開が楽しみです。


そうだ!小中学校にMindStormsを!(子供たちの科学離れをくい止められるかもしれない。)

11月3日 「NQCでさ、タイマーと音楽の再生ってまだ勉強してなかったよな、こうしろう。」、「うん」、「タイマーと音楽の再生でキッチン・タイマーでも作ってみるか。」、「ふーん」と軽いノリでMindStormsタイムが始まった。

 「RCX内蔵のタイマーはClearTimer(0)という命令で初期化するんだ。タイマーの値(ティック値)は1/10秒だから、例えば、until (Timer(0) > 200)とすると、20秒待つわけだ。音楽を再生すると言うか、音符を鳴らすにはPlayToneという命令を使うんだ。」

 RCXには、4つのタイマーが内蔵されており、ClearTimerやTimerの後に0から3の番号で指定する。PlayTone命令は周波数の指定によりCからBまで、つまりドレミ…を鳴らすことができる。PlayTone(周波数、時間)で音程と、鳴らす時間を指定する。この時間のティック値はTimerと違い、1/100秒単位である。また、PlayTone命令は自身の実行の終了を待たずに、次の処理(次の音符)に移るためWait命令と組み合わせる必要がある。

 「さて、こうちゃん音楽を再生する部分は、サブルーチンか別タスクにして作ってみてごらん。」テキストをあっちこっちひっくりかえしながら、こうしろうがプログラムを作成した。

task main()
{
 ClearTimer(0);
 until (Timer(0) > 200);
 start Sound_Play;
}
task Sound_Play()
{
 while(true)
 {
  PlayTone(262,40);Wait(50);
  PlayTone(294,40);Wait(50);
  PlayTone(330,40);Wait(50);
  PlayTone(349,40);Wait(50);
  PlayTone(330,40);Wait(50);
  PlayTone(294,40);Wait(50);
  PlayTone(262,40);Wait(150);
 }
}

 このプログラムは20秒経過すると「かえるのうたが…」が聞こえてくるプログラムである。一式3万円のあまり実用的でないキッチンタイマーが完成した。