近所にコンビニができた。たかがコンビニなのだが、オープン当日には町内の子供たちが群がった。こうしろうはそんな田舎に住んでいる。群がった一員のこうしろうがコンビニで買って来たお菓子を紹介したい。



 『ツーシン』。言うまでもなくノーシンのパロディである。「インターネット、電話のしすぎに…」と効能書きがある。私にもってこいのお菓子だ。



 お次は『ガスデター10』。そう、これはガスター10のパロディ。「人前で出してしまうときに…」と効能書きがある。どう効能があるのか?どちらもオリオン社のパロディ商品で中身は何の変哲もないゼリー。パッケージが違っても中身は同じ。特においしいわけでもないお菓子を「どっちも一緒やんけ」なんて笑いながら食べさせてしまうオリオン社の商売に脱帽である。「頑張れオリオン!新商品を楽しみにしているぞ。」

 何の話をしているのだろうか?あ、そうそうPCの話がしたかったんだ。オリオン社のパロディ商品と同じで、WindowsマシンであればA社のPCもB社もC社もみんな中身は同じだ。ふたをはずして見比べてみるといい。台湾製の同じような部品のオンパレードだ。各メーカーはパッケージを変えて付加価値をつけて売っているだけだ。インターネットに一発でつながるボタンがついているとか、付属ソフトが山ほどバンドルされいるとか。そんなものは結局、一時代前の新聞の景品競争みたいなものだ。もっと各社こだわりのあるマシンを販売してもらいたい。(ソニーのVAIOにはいかにもマルチメディアというこだわりがあり魅力的だ。欲しい!)

 前置きが長くなってしまった。さて、『MindStorms日記』。

4月8日(土) 「4本足のロボットを作ってみたい」というかずのリクエストにこうしろうが「じゃ、4足歩行ロボットね」と答えて新プロジェクトがはじまった。名づけて『のっしのっしと歩くロボット作成プロジェクト』。

 こうしろうはまず、ギヤ比によってパワーを増大させる方法を試行錯誤した。



 モーターのシャフトに小さなギヤを付け、大きなギヤを回すと当然スピードは遅くなり、その分パワーが増す。写真の小さなギヤと大きなギヤのギヤ比は1:5だから、パワーは5倍になる。更に大きいギヤのシャフトに小さなギヤを付け、もう一度大きなギヤを回すと5倍×5倍でパワーは25倍になる(そうである。こうしろうの説明をそのまま書いてしまった。)

4月10日(月) 春の嵐が吹き荒れて野球の練習が中止になったこうしろうが、4足歩行ロボットの骨組みを作成した。帰宅してこのロボットを見た私は「なあーんだ、もうできちゃったの。」と賞賛ともため息とも付かぬ感想を漏らした。しかし、このロボットにも問題があった。スイッチを入れてもジリジリしているだけでなかなか動かない。「足の形を変えた方がいいのかな?体は軽いほうがいいのか、それとも重いほうがいいのか?」などとこうしろうと積んだり崩したりの議論をしていると「RCXを上にのっけてみたら」と久しぶりに登場の妻。



 少し後ろに下がった後、前に歩き出すようになった。といっても動作はいたって鈍い。『のっしのっしと歩くロボット』というよりは牧場で草をはむ『牛』である。

4月15日(土) ロボットにデコレーションを施し完成させた。



 こうして4足歩行ロボットは失敗とは言えない程度の成功を収めたが、我が家には別の4足歩行問題がある。ほのちゃん(1才5カ月)はまだ2足歩行ができないのだ。このままだとトレーニングに行かなくてはならない。妻はチェストの上にビスケットを並べ、ほのちゃんにつかまり立ちを促すという本能に訴えかける作戦を計画中だ。さてさて、このプロジェクトの成否やいかに…。