10月3日 「かず、歯車ちゃ知っとるか?」次男かず(小学2年生)が暇そうにしているので声をかけた。こうしろうは朝から野球へ行っている。モーター、ギヤ、シャフトとブロックで歯車を組んで、RCX本体と接続し回転させてみせた。



 回転の方向を90°変換する簡単なものである。「歯車ちゃ、こんなふうに回転の方向を変えたり、スピードを変化させるもんながいちゃ」、「ほうほう」かずの返事はいつもおとぼけだ。「こうすりゃ、モーター1個でタイヤ2つ回せるやろう。」かずはもう話など聞いていない。歯車を中心にレーシングカーをひょいひょいと組み上げた。



 「レゴ人恐るべし」(これはパクリかな?)

 10月5日 レーシングカーのプログラムを作成する。かずに説明しながら、私がプログラムを作成した。


 「越中ふんどし」のような長いプログラムができ上がった。「越中ふんどし」と言っても若い人はご存知ないかもしれない。『いったんもめん』のように長いふんどしである。念のため言っておくが、決して私が「越中ふんどし」をしているわけではない。私の祖父がしていたのを子供の頃に見た記憶があるだけだ。ビープ音を鳴らしながら加速していくという単純なプログラムである。一応、何かにぶつかったら止まるようにTouch Sensor Watcherのプレス側にOff Cをつないである。

 廊下を走らせてみたが、モーター1個で動かすには車体が重すぎたようだ。電池で動くBOトミカぐらいのスピードしかでなかった。それでも、かずは自分のファーストマシンに満足げであった。