フラッシュメモリー向けのファイルシステムです。Linuxカーネル2.6.34に取り込まれました。LogFSは、「JFFS2」(Journaling Flash File System, version 2)とい
う従来から存在するフラッシュメモリー向けのファイルシステムの置き換えとして開発されています。
 LogFSの特徴は、SSD(Solid State Drive)などの大容量のフラッシュメモリーでも高速にアクセスできるところです。JFFS2では、マウント時にディレクトリやファイルの構成情報を調査し、その情報をメモリー上に格納しなければなりませんでした。そのため、大容量のフラッシュメモリーになるとマウントする時間がかかり、多くのメモリーが必要になります。
 LogFSは、ext2と似たファイルシステムのツリー構造を採用しています。そのため、構成情報を調査したり、メモリーに配置したりする必要がありません。