インターネット上の時刻を管理するサーバーである「NTP(Network Time Protocol)サーバー」とローカル・マシンのクロックの時刻のずれを管理するファイルです。NTPサーバーのデーモン・プログラム「ntpd」が,そのずれを記録します。

 このDrift fileは,NTPサーバーにアクセスできない場合に時間のずれを調整するために使用されます。NTPサーバーの時刻と,ローカル・マシンの時刻が大幅にすれると調整がうまくできなくなるため,Drift fileは重要です。Drift fileの保存場所は,ntpdの設定ファイル(/etc/ntp.conf)に「dritfile /var/lib/ntp/drift」のように記述されています。