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VDPAUとは

Video Decode and Presentation API for Unix

2009/09/14
末安 泰三=日経Linux

 「VDPAU」(Video Decode and Presentation API for Unix)は,GPUの動画再生支援機構を利用するためのUNIXシステム向けAPI(Application Programming Interface)規格です。VDPAU対応の動画再生ソフトウエアを使うことで,動画のデコード処理の一部(または全部)をGPU側で実施できます。そのため,処理性能の低いCPUを搭載する環境でもフルHD動画再生が可能になります。

 VDPAU対応のソフトウエアは現在はまだあまり多くはありませんが,「mplayer」や「ffmpeg」などのソフトウエアが対応を始めています。再生支援可能な動画形式は「MPEG-1/2」「H.264(MPEG-4 AVC)」「VC-1」「WMV3/WMV9」。対応GPUは,米NVIDIA社の「GeForce 8シリーズ」以降,米S3 Graphics社の「Chrome 400/500シリーズ」などです。

 類似のAPI規格に,米Intel社のチップセット統合GPU「GMA 500」などで利用できる「VA」(Video Acceleration),米Advanced Micro Devices社(AMD)のGPUなどで利用可能な「XvBA」(X-Video Bitstream Acceleration),主にMPEG-2の再生支援に使われる古い規格「XvMC」(X-Video Motion Compensation)などがあります。

 このうちVA APIは,バックエンドAPIとしてVDPAUやXvBAを利用できるなど,統一的なAPI規格としての開発が進められています。

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