大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「mixi」において、ユーザーが友人として登録したメンバーのこと。正式には「マイミクシィ」だが、「マイミク」という呼称が一般的。友人や知人をマイミクに登録すると、自分のホーム画面上で、マイミクのログイン状態や新着日記の更新などを確認できる。

 あるユーザーをマイミクに加えたい場合は、そのユーザーにマイミク登録をリクエストする必要がある。これを「ミクリク」ともいう。リクエストを受けたユーザーが承認すれば、マイミクに追加できる。マイミクは最大1000人まで登録できる。

 自分をmixiに誘ってくれたユーザーは最初のマイミクであり、そのユーザーがマイミク登録しているほかのユーザーの中には、自分の知人がいる場合が多い。まずはそうした「マイミクのマイミク」を追加することが、マイミクを増やす方法だ。また、「友人を探す」アイコンをクリックして、名前やニックネーム、年齢、出身地などから検索することもできる。

 mixiユーザーはこうしてマイミクを増やしているため、企業がmixiで展開しているプロモーションをクチコミで広めるためには、マイミクのネットワークを利用するのが一つの手だ。たとえば性格診断コンテンツをただ公開するだけでなく、結果表示ページに「この結果を日記でマイミクに知らせる」ボタンを付けて、日記から診断ページにリンクが張られるように設定すれば、コンテンツの存在が短期間に広く知られるようになる。

 一方、ユーザーの立場では、マイミクの承認に際して、よく知らない人物からの申請には慎重になった方がよい。mixiは商用利用禁止ではあるものの、業者が勧誘目的で作ったmixiアカウントから無差別にマイミク申請したり、ナンパ目当てのユーザーが異性ユーザーにマイミク申請したりするようなケースが実際にはある。

 また、知人であっても、会社や上司の悪口などを日記に書いている場合は、仕事の関係者を承認することは自分のクビを締めることになる。特定の日記の公開範囲を一部のマイミクに限定できる「グループ」機能もあるが、安易な承認や申請には注意が必要だ。