写真 SheevaPlug
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 電源コンセントに本体を挿して使える新タイプのコンピュータ。米Marvell社が「プラグコンピュータ構想」を実現するための中核製品として開発した。ベンダー向けの製品だが,個人でも入手できる。

 ARM互換で動作周波数1.2GHzの高速CPUと,512Mバイトのメイン・メモリーを備える。OSにはLinuxディストリビューション「Ubuntu」を搭載しており,立派なLinuxサーバーになる。

 消費電力はわずか5ワット程度で,24時間電源を入れっぱなしでも,1ヶ月当たりの電気代は約80円程度。小型Linuxサーバーにうってつけである。それでいて,CPUの整数演算性能は,第一世代のPentium 4に匹敵するほど高速である。

 99ドルを支払えば,本体以外に,デバッグ用ポートやSDカード用スロット,マニュアルやソフトウエア類を付属した「開発キット」も手に入る。ハードウエア工作は一切しなくても,OSを入れ替えられる。

 入手法や,使い方,カスタマイズなどの情報は,日経Linux 2009年7月号の特集が詳しい。