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2009/06/16
小林 暢子=日経情報ストラテジー
出典:日経情報ストラテジー 2008年9月号  p.27
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 長時間会議をして、一番話題が盛り上がったのは、実はコーヒーブレークの時間──。こんな経験はありませんか。議題や進行手順が綿密に組まれた会議より、むしろリラックスした時間に誰かがふと口にした話題のほうが関心を集め本音の話し合いにつながるものです。

 個人の主体性を重視することで、参加者が積極的に参加し、立場や建前に阻害されずに本音を共有し合える場作りの手法に「オープンスペースEテクノロジー(OST)」があります。企業や部門のビジョンを考えたり、職場の構造的な課題を解決したりといった長期的なテーマの話し合いに有効とされています。米P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)や米IBM、スウェーデンのイケアなど、多くのグローバル企業で導入され、日本でもここ数年で取り入れる企業が相次いでいます。

 OSTは「参加者がすべてを自分の意思で選択する」ことを徹底しています。関係者が一堂に会すると、まずは話し合いたいテーマを持っている人が、テーマと会議の時間帯、場所を紙に書いて張り出します。ほかの人はそれを見て参加したい会議を選びます。会議の進行手順などに決め事はなく、テーマに対して自由に自分の意見を話してもらいます。参加した会議が面白くないと感じれば、ほかのテーマの会議に移ることも自由です。

参照:2008年8月号「改革手法ウオッチング・ポジティブEアプローチ」

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