大量の情報を複合して解析することで、各要素の相関関係を洗い出し、例えば顧客全体のニーズの傾向などを浮き彫りにする手法。小売店であれば、購入履歴、購入金額、購入した時間帯などのデータが分析対象になる。データマイニングを活用することで、一見相関関係のない商品が同時に購入されることが多いといった、意外なニーズを発掘できる可能性がある。

 一方ネットマーケティングでは、購入履歴やサイトの閲覧履歴といったデータを持つEC(電子商取引)サイトや、さまざまなジャンルのコンテンツを保有するコンテンツプロバイダーなどが有効活用できる。

 ECサイトであれば、過去の購入履歴に加えて、検索連動型広告からの購入経験、販促企画からの購入経験といったさまざまな要素を包括して解析することができる。その結果からニーズの傾向を洗い出して、レコメンドに活用するといったことができる。コンテンツプロバイダーであれば、閲覧したコンテンツのジャンルや滞在時間といったデータから、興味が高いコンテンツのレコメンドに利用できる。