図1 デバイス属性の確認。ディレクトリ内のファイルやディレクトリ一覧を表示するlsコマンドに-lオプションを付けて実行します。
図1 デバイス属性の確認。ディレクトリ内のファイルやディレクトリ一覧を表示するlsコマンドに-lオプションを付けて実行します。
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 データの入出力をバイト(1文字)単位で扱うデバイスです。データの読み出しや書き込みが一方向(シーケンシャル・アクセス)であり,基本的に一度読み書きしたデータを後戻りして再び読み書きすることはできません。キャラクタ・デバイスは,キーボードやマウス,シリアル・インタフェースなどです。
 そのほかのデバイスとして,ある大きさ(ブロック)単位でランダムに読み出せる「ブロック・デバイス」もあります。ブロック・デバイスは,メモリーやハード・ディスク,フロッピ・ディスクなどです。
 Linuxの場合,キャラクタ・デバイスかブロック・デバイスかは,/devディレクトリ以下のデバイス・ファイル(デバイスをファイルのように扱うためのもの)の情報から確認できます。図1で,第1列の「c」で始まるものがキャラクタ・デバイス,「b」で始まるものがブロック・デバイスです。