不正プログラムの世界的な大規模感染拡大,または特定の企業や組織のネットワーク内における不正プログラムのまん延を指す。

 元々は,リアルな世界のウイルスや細菌などによる伝染病,感染症などが一定の地域で著しく高い割合で発症すること。これを,コンピュータ・ネットワークの世界に転用した。

 インターネット普及期の1998年~2003年ごろは,特定の不正プログラムが主にメールを経路として世界中に爆発的に拡散したケースをアウトブレークと呼んだ。現在のアウトブレークは,限定されたネットワーク内において複数の不正プログラムがまん延し,多重感染を引き起こす事態を指すことが多い。