ウイルスの中でも,ウイルス対策ソフトの検出から逃れるためにウイルス・コードに多様な暗号化をかけて変更する特殊な動作を行うもの。ミューテーション型ウイルスともいう。感染のたびに暗号化のキーを変更することによって,通常のウイルス対策ソフトに使用されているパターン・マッチング方式による検知を逃れることが狙いである。

 現在ではウイルス対策ソフト内のエミュレータでウイルスを仮想的に動作させることによってその動作を分析し,検出することが可能となっている。