写真 updatedbコマンドの実行画面<br>ファイル「desktop_01.png」のパスを検索した例
写真 updatedbコマンドの実行画面<br>ファイル「desktop_01.png」のパスを検索した例
[画像のクリックで拡大表示]

 Linuxのコマンドラインでファイルやコマンドのパスを指定する際,パスを度忘れしてしまうケースがたまにある。そんなとき,ファイル名やコマンド名を格納したデータベースがあれば簡単にパスを検索できる。このデータベースを作成する作業を「updatedb」と呼ぶ。

 データベースは,スーパー・ユーザー権限で「# updatedb」コマンドを実行すれば作成できる。データベースの作成後,「$ locate ファイル名(ディレクトリ名)」を実行すると,フルパスが表示される(写真)。

 データベースは,1日に1回,定期的に更新されるが,マシンが常時稼働中でないとデータベースが更新されないケースがある。あるはずのファイルが見つからない場合は,再度updatedbコマンドを実行すればデータベースが更新される。

 ファイル名を検索するコマンドには,locateの他に「find」などがある。findは,指定したディレクトリ以下のファイルを検索するときに利用する。ワイルドカードが利用できるといった特徴を備えているので,必要に応じて使い分けるとよい。