ソーシャルメディアとは、ユーザーが情報を発信し、形成していくメディアのこと。個人が発信する情報が不特定多数のユーザーに対して露出され、閲覧したユーザーはレスポンスを返すことができる。ユーザー同士のつながりを促進する様々なしかけが用意されており、互いの関係を視覚的に把握できるのが特徴。

 CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)とほぼ同義であり、ソーシャルメディアにはブログやSNS、インターネット上でお気に入りを共有する「ソーシャルブックマーク」、ソーシャルニュースサイト、オンライン百科事典、クチコミサイト、FAQサイト、ビデオ投稿共有サイト、掲示板などがある。情報の伝搬力が高いソーシャルメディアは影響力を増しており、ユーザーの滞在時間が長いのも特徴。

 企業によるクチコミ活用、いわゆるバイラルマーケティングにおいてソーシャルメディアの活用は必須であり、特に最近では動画投稿共有サイトの「YouTube」を使ったプロモーション事例が多く登場している。ただ、ソーシャルメディアは編集権をユーザーに委ねているケースが多く、企業によるコントロールは難しい。実際、ソーシャルメディアを使ってプロモーションを仕掛けた企業が、逆にバッシングに遭った事例も多く報告されている。