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LVMとは

logical volume manager

2007/10/15
畑 陽一郎=日経Linux
図 LVMの仕組み
図 LVMの仕組み
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 LVM(logical volume manager)とは,複数のハード・ディスクやパーティションにまたがった記憶領域を一つの論理的なディスクとして扱うことのできるディスク管理機能。LinuxをはじめとしたUNIX系OS上で利用できる。

 LVMでは,パーティション内を数十Mバイトの多数の小さな領域(物理エクステント)に細かく分割して管理する。(1)物理エクステントの集団を2つに分ける,(2)異なるハード・ディスク上にある物理エクステントを1つにまとめて管理する,ことであたかも1つのハード・ディスクを分割したり,複数のハード・ディスクを結合したかのように利用できる。

 LVMを利用するには,ハード・ディスク内にLVM用のパーティションを用意する()。このパーティションを物理ボリューム(PV:Physical Volume)と呼ぶ。

 LVMに参加する物理ボリュームは,最初に初期化される。初期化時に物理ボリュームは特定の容量の小さな領域に分割される。この小さな領域を,物理エクステント(PE:Physical Extents)と呼ぶ。PEのデフォルト・サイズは,数Mバイトから数10Mバイト程度の場合が多い。

 複数の物理ボリュームをまとめて新たに作られる管理単位が,ボリューム・グループ(VG:Volume Group)だ。図では物理ボリューム内の物理エクステントの数と新しく作ったボリューム・グループ内の物理エクステントの数が等しくなっているが,実際には複数の物理ボリュームにある物理エクステントをまとめて一つのボリューム・グループにできる。

 最後に,実際のパーティション同様に利用できる論理ボリューム(LV:Logical Volume)を作る。論理ボリュームはボリューム・グループ内にある物理エクステントを必要分だけまとめて構成する。

 ユーザーが利用するのは,あくまでも論理ボリュームであって,論理ボリューム以外の要素は利用時には意識しなくて済む。言い換えると,ボリューム・グループは仮想的なハード・ディスク,論理ボリュームは仮想的なパーティションとみなすことができる。

 ユーザーは作成した論理ボリュームのデバイス・ファイルを用いてマウントすることで,実際のパーティションのように利用できる。

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