図1 ルーティング・テーブルの参照。デフォルト・ゲートウエイは「192.168.1.1」に設定されています。
図1 ルーティング・テーブルの参照。デフォルト・ゲートウエイは「192.168.1.1」に設定されています。
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 異なるネットワーク・セグメント上のホスト同士が通信する際の出入り口に配置するサーバー機あるいは専用機器です。ホスト側にデフォルト・ゲートウエイを設定しておけば,同一セグメント内にないホストに送信するパケットは,デフォルト・ゲートウエイにすべて送られます。その後のルーティング処理は,デフォルト・ゲートウエイが実施します。これで,異なるセグメント上のホスト同士の通信が確立できるわけです。

 Linuxの場合,デフォルト・ゲートウエイの設定はカーネルが備えるルーティング・テーブルに書き込まれています。ルーティング・テーブルは,routeコマンドで参照できます(図1)。「Destination」に「default」と記された行がデフォルト・ゲートウエイの設定になります。Linuxでは,デフォルト・ゲートウエイを1つしか設定できません。