Microsoftが開発し,Office 2000で初めて採用したインストール・プログラム。Windows 2000には,システム・コンポーネントの一部として標準で含まれており,現在,Windowsの基本機能の1つになっている。

 Windowsインストーラは,ソフトウエア・コンポーネントの追加,削除だけでなく,追加したコンポーネントの管理や修復などの機能を備えている。例えば,インストールされたアプリケーションの中に,失われたファイルや壊れたファイルがないかを調べて,そうしたファイルを見付けると,インストール元から再度コピーを実行して正常な状態に戻す機能がある。

 また,最初の段階では,実際にはマシンにインストールせず,ユーザーが機能を選択した時点で必要なコンポーネントを自動インストールする機能がある。告知機能またはオンデマンド機能インストールなどと呼ばれる。