ユーザーがパソコンにログオンしたときに実行する処理を記述したファイル。例えば,ある共有フォルダをクライアント・パソコンのFドライブとして割り当てる,サーバーのファイルをクライアント・パソコンにコピーするといった処理をログオン時に自動実行できる。ユーザー自身が毎回実行する手間を省くと同時に,必要な処理を忘れずに実行できる。一連の処理手順はMS-DOS風のライン・コマンドで記述するが,スクリプト言語で処理を記述できるWSH(Windows Script Host)の実行環境があれば,VBScriptなどで指定することも可能。

 スクリプト・ファイルは,通常,ドメイン・コントローラにあるNetLogonフォルダなどの共有フォルダに保存する。こうすることで,1つのスクリプト・ファイルを複数のパソコンのログオン・スクリプトとして利用できる。ただし,ユーザーがどのスクリプト・ファイルを実行するかは,ユーザーごとにプロパティ情報で指定しなければならない。