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知っておきたいIT経営用語

SPIT

Spam over internet telephony

井上 健太郎=日経情報ストラテジー 2007/02/06 日経情報ストラテジー
出典:日経情報ストラテジー 2006年12月号27ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 毎日、メールボックスを開くたびに「こちらにアクセスすると素敵な出会いが待っています」といった大量の迷惑メール(スパムメール)に怒りを覚える人は少なくないでしょう。

 実はIP電話サービス上でもこうした迷惑メールの音声メッセージ版「SPIT」が登場しています。IP電話のコストが安いことに目をつけた悪質業者が、一斉同報的に録音音声や合成音声を流す電話をかけまくるというわけです。IP電話の番号をランダムに決めて機械で自動的に発信してきます。

 事実、大手プロバイダーのNTTコミュニケーションズ(NTTコム)によれば、2005年初めにはSPITの苦情が月に数十件来ていました。ただし幸いに2006年9月現在はSPITはいったん沈静化しているようです。

 大手プロバイダーがSPITの発信元を突き止めて契約解除する防止措置を講じたことも沈静化した一因でしょうが、最大の理由は「勧誘効果が乏しくて、悪質業者がやる気をなくしたのでは」(NTTコム)との見方もあります。

 しかし、効果的なメッセージを工夫する悪質業者がいつ再び登場しないとも限りません。もしSPITが着信してしまった場合は直ちにプロバイダーに着信日時などを情報提供して防止を働きかける必要があります。

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