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KDDI,ウィルコムが搭載を加速
定額への対応は事業者により差

急増するフル・ブラウザ携帯電話【前編】

 パソコン向けのWebサイトを携帯電話/PHSで閲覧できるようにする「フル・ブラウザ」。国内で初めてフル・ブラウザを搭載を売りにしたケータイは,2004年5月にウィルコム(当時DDIポケット)が発売した「AH-K3001V」(京セラ製)だった。ケータイの機能として,まだ歴史はさほど長くない。

写真1 携帯電話/PHS事業者各社のフル・ブラウザ端末
写真1 携帯電話/PHS事業者各社のフル・ブラウザ端末
左からNTTドコモの「FOMA N902i」,ウィルコムの「WX310K」,ボーダフォンの「Vodafone 702NK」,KDDIの「W41CA」。

 ところがこの2年弱で,フル・ブラウザを搭載した携帯電話が急速に増えてきた。2004年10月にKDDIが「PCサイトビューアー」という機能名称を付けて,フル・ブラウザ搭載機を発売。その後,ボーダフォンやNTTドコモからもフル・ブラウザを搭載した端末が登場している(写真1)。テレビCMなどでの訴求も広がっており,フル・ブラウザ搭載が端末のセールス・ポイントのひとつになりつつある。

 もともと携帯電話に内蔵しているブラウザは,非力なCPUやメモリー容量,表示ディスプレイに合わせて開発され,携帯電話に組み込まれたもの。表示するコンテンツも,ブラウザの能力に合わせ,テキストが中心だった。ところが現在の携帯電話は,CPUパワー,メモリー容量,表示能力など,いずれもPDA並みかそれ以上になってきた。パソコンと比べても,10年前のWindows機と同等の能力を備えている。

 そんな中,携帯電話に標準装備された表現能力の乏しいブラウザだけではなく,パソコン向けに作られた一般的なWebページも表示できる「フル・ブラウザ」を搭載した携帯電話が増えてきた。携帯電話の標準ブラウザも,「Flash Lite」が使えるようになるなど表現力が増してはいるものの,やはりフル・ブラウザとの表現力の差は大きい。

 フル・ブラウザ搭載の携帯電話だと,標準装備のブラウザでは有料になるコンテンツと同等のものが,無料で閲覧できるメリットもある。さらにビジネスで必要な企業情報などは,ほとんどパソコン向けのWebサイトにしかないのも事実である。本記事では,フル・ブラウザを搭載した携帯電話/PHSの最新動向を見ていく。

 [2006/02/02]

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