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携帯電話に最新データをプッシュ
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PDA(携帯情報端末)とパソコンのデータを同期させる“シンクロ・ソフト”の代名詞ともなった「Intellisync」を開発・販売してきた米インテリシンク。同社は,ユーザー端末間でデータを同期させる技術を発展させ,モバイル端末と社内の業務サーバーなどとの間でデータを同期できる企業向けシステム「Intellisync Mobile Suite」(IMS)も提供している。 米インテリシンクの日本法人であるインテリシンクは,IMSの国内提供を2004年10月に始め,主にPDAやノート・パソコンなどのモバイル・ツールを使った業務システム向けに販売してきた。同社は2005年8月には,携帯電話をIMSのクライアントとして活用できるようにした「Intellisync Mobile Suite 6.4J」を発表。携帯電話を端末とした企業向けシステムの提供に本腰を入れ始めた。 新製品は,大きく3種類に分かれる。一つは,Symbian OSを採用したNTTドコモの「FOMA M1000」およびボーダフォンの「Vodafone 702NK」の2機種のスマートフォン向けのIMSクライアント・ソフト。二つめは,アドレス帳/スケジュール機能を備えた携帯電話アプリで,NTTドコモのiアプリ版とボーダフォンのVアプリ版を提供する。さらに,これらのクライアントに対応する最新版のサーバー・ソフト「IMS 6.4J Server」を用意した。 IMSを導入すると,携帯電話を端末として,セキュリティ確保と利便性を兼ね備えたモバイル情報システムが構築できる。米インテリシンクの副社長兼アジア担当ゼネラルマネージャで,インテリシンク日本法人の社長を務める荒井真成氏に,携帯電話から使えるIMSのメリットと仕組み,主な利用方法について聞いた。 |
——携帯電話をクライアントとして使えるIntellisync Mobile Suite(IMS)最新版の発売までの経緯は。
携帯電話用のIMSクライアント・ソフトとして,9月15日に「Vodafone 702NKクライアント」を,続いて9月30日に「DoCoMo M1000クライアント」の出荷を開始します。さらに,FOMA 90Xiシリーズ用のiアプリ「DoCoMo DoJaクライアント」を9月30日に,Vodafone 3G用のVアプリ「Vodafone J2MEクライアント」を10月31日に出荷する予定です。サーバー・ソフトの「IMS 6.4J Server」は8月に出荷を始めています。これらによってデータ同期技術を使った社内システム連携が,携帯電話を端末として自在に活用できるようになります。
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インテリシンクは元々,ノート・パソコンやPDAとデスクトップ・パソコンとの間でアドレス帳やスケジュール,メールなどのデータを同期させる「データシンク・ソフト」を提供してきました。93年に設立した当時の社名はプーマテクノロジーでした。赤外線通信のIrDAやPDAのクレイドルを介して,“母艦”となるデスクトップ・パソコンとモバイル用のノート・パソコンのデータとを同じ状態に保つソフトです。パッケージ・ソフトとしての販売のほか,PDAなどにバンドルする形でも提供しました。
その後,PDAなどを使って出先に持ち出す情報を企業が集中管理したいという要望が多くなり,エンタープライズ向けのリモート・アクセス用サーバー・ソフトを手がけるようになりました。一方,社内システムとのデータ同期手段として,携帯電話などの無線通信を活用する機運も高まりました。インテリシンクは,モバイル関連の業界団体「OMA」(open mobile alliance)のデータ同期プロトコル「SyncML」の標準化にも力を入れてきました。「エンタープライズ」と「ワイヤレス」−−。SyncMLをベースとしてこの両方を使い勝手良くまとめたのが,携帯電話をクライアントに使えるIMSの最新版です。