ポイントはここ!

■すべての機器を「抽象化」するため、自前基盤からOpenStackへ切り替え

■ロードバランサー機能も、“サービスであるかのように”実装

ヤフー

 日本を代表するインターネット企業であるヤフー。同社は2009年から自社データセンター(DC)内に設置した数万台規模のサーバー群の仮想化を進めている。2013年に入り、DC内の運用をより一層効率化するため、仮想サーバーの統合管理基盤として、オープンソースの「OpenStack」を採用した。2014年内には、約5万のVM(仮想マシン)をOpenStackで管理していく計画だ(図1)。

図1●自社データセンターの統合管理基盤を「OpenStack」に切り替えたヤフー
図1●自社データセンターの統合管理基盤を「OpenStack」に切り替えたヤフー
OpenStack導入以前は自前の統合管理基盤でVMの作成管理やネットワーク仮想化機能を実装していた。
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