社内の人事異動で隣の課の担当者が別の部署へ。内線で電話しようとしたが、番号が分からない。自社内でも社員の所属や連絡先がすぐに把握できないことは意外とありがち。一方で、それをITシステムで解決する企業もある。

 ダーツマシンやゴルフマシンなどのアミューズメント機器を主に東南アジア向けに販売するダーツライブ(東京・渋谷)は、Amazon Web Services(AWS)上で開発した組織管理システムと、インフォテリア製のシステム連携ソフト「ASTERIA WARP」を組み合わせて、社員情報管理を自動化する仕組みを実現した。社内やクラウド上で稼働する複数の業務システムにおいて、組織情報の更新データを一斉に反映できるようにした。

 同社は2008年からASTERIA WARPをワークフロー管理のほか、Salesforce.comと社内の業務システムとの連携に利用してきた。今回はAWS上の組織情報管理システムにマスターデータを保管し、そこからASTERIA WARPの機能を使って、各業務システムに変更データを自動配信できるようにした。

 同社では近年、機動性を高める狙いでプロジェクトごとに組織を変えている。このため、社員の所属や肩書き、勤務地などの情報変更が多く発生している。従来は、組織変更をすべての業務システムに反映する作業に3~4日もかかり、システム部門の本来業務が滞るなどの影響が出ていた。新システムは4月に稼働し、その後の約半年間の実績では、更新作業がほぼ1日で終わっているという。