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フェイスブッククーポンを活用、食品や日用雑貨で初のO2Oサービス

大豆生田 崇志=日経情報ストラテジー 2013/07/25

ユニーが展開するO2Oキャンペーンの流れ
ユニーが展開するO2Oキャンペーンの流れ
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 愛知県地盤の総合スーパー「アピタ」「ピアゴ」などを展開するユニー(愛知県稲沢市)は2013年7月に、フェイスブックを活用して商品クーポンを配布し、店頭に誘引するO2O(オンライン・トゥー・オフライン)キャンペーンを開始した。IT物流本部情報システム部シニアマネージャーの宮田剛志氏は、キャンペーンの手応えについて「まだ手探りだが、思ったよりはいいというのが実感」と話す。ユニーはO2Oを新しい媒体として活用して新たな顧客の来店機会を作り、継続して定着を図る計画だ。

 ユニーはソフトバンクテレコムが運用などを手掛けるクーポン発券機「CouponGATE」(クーポンゲート)を「アピタ」「ピアゴ」全218店舗に設置。顧客がフェイスブックで入手したクーポンを、クーポン発券機のバーコードの読み取り装置にかざして引換券を受け取れば、店頭レジで商品と交換できる。食品や日用雑貨といった商材を対象にしたフェイスブッククーポンを活用したO2Oサービスは初めてという。

 手始めにユニーは、7月9日から22日までキャンペーンを実施。日本コカ・コーラのフェイスブックの公式アカウントに「いいね!」を押し、クーポンを希望するユーザーのうち、先着1万人の登録アドレスにクーポンを送付。店舗がある都道府県のフェイスブックユーザーに広告も配信し、レジで500ミリリットルの「太陽マテ茶」と交換できるようにした。従来のチラシやダイレクトメールのレスポンス率は10%台で高い方とされるが、今回のキャンペーンではそれを上回る数字となったという。

 今回は、日本コカ・コーラがフェイスブックで行うキャンペーンの提案をユニーが受けた格好という。そのためまずは在庫ゼロで、インターネットの顧客の反応が実需にどれだけ結びつくか手探りで検証した。現段階では、顧客の属性分析はできていない。今後は店舗で利用できるID付きのカードで決済した顧客であれば属性分析ができるなど、O2Oの商談開始からオペレーションの連携を進めていくという。




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