保有する特許の分類・分析システムを、グループ内利用のSaaS(Software as a Service)として新たに構築した。グループが国内外に保有している約5万件の特許を一元管理し、戦略的に活用する。

 新システムでは、保有特許ごとに、権利を維持する目的、製品への利用状況、ビジネスへの貢献度などの情報を付加して管理できるようにした。これにより、保有特許を効率的に棚卸ししたり、新しい事業領域で活用したりしやすくする。さらに、保有特許に関連する他社の特許がどれだけあるのかを視覚的に把握できるようにして、技術分野ごとに自社の強みや他社の出願傾向を分析し、特許戦略の策定に活用する。

 新システムの構築は、東芝ソリューションが担当した。アプリケーション部分は、同社の文書分類・分析パッケージ「Eiplaza/DA」をベースに開発した。