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三菱重工業
ワクワク体験語り合い褒め合う

組織の“タコつぼ化”を解消

島津 忠承=日経情報ストラテジー 2010/12/24 日経情報ストラテジー
三菱重工業の原動機事業本部が開催した「モチベーションアップ+ストロークセッション」の様子
三菱重工業の原動機事業本部が開催した「モチベーションアップ+ストロークセッション」の様子
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 三菱重工業の原動機事業本部は従業員の意欲向上などを目的に、「モチベーションアップ+ストロークセッション(略称『モーティング』)」と呼ぶ部門横断型の会議を横浜製作所・金沢工場で2010年11月29日に開催した。会議の事務局を担当する原動機事業本部の末松博之総務部総務グループ主席部員はこの会議の狙いを「組織の壁が高くなって“タコつぼ化”した状態を解消し、従業員同士が互いを尊重する風土を作ることだ」と語る。

 モーティングは大きく2部構成を取る。第1部では約20人の参加者が6人程度の班に分かれ、業務中などに生き生きしたりワクワクしたりした体験を5~10分ずつ語り合う。続く第2部では参加者全員が車座となり、数分間で他己紹介をする。記者も飛び入りで1つの班に加わった。

 記者が加わった班には、ファシリテーター役の末松氏のほか、設計部門、IT(情報技術)部門、生産部門、品質管理部門のメンバーが集まった。設計部門で庶務を担当する従業員は、処理を済ませた伝票を他部門に届けた際に「あなたが担当してくれると安心だね」と声をかけられ、うれしくなったというエピソードを披露した。

 実はこの従業員は、伝票の提出期限を確実に守るためにきめ細やかな工夫を凝らしていた。遅れがちな同僚には期限より何日も前から提出を促したり、期限が間近の伝票については当該部門に直接出向いて手渡したりしているという。「後に続く人が作業で困らないように」と日頃から配慮していたことが、相手にも伝わっていた。伝票処理は「やってもらえて当たり前」と思われがちで、感謝されにくい業務と思っていた従業員にとって、驚きの体験だった。

 このように全員が体験談を披露し終えると第2部に移った。第1部で体験談を聞いた同じ班のメンバーが、そのエピソードからうかがえる人柄を褒めながら紹介していく。前述の庶務担当の従業員は「同僚の気持ちを汲んで仕事を進める段取り上手」という褒め言葉をもらって顔をほころばせた。

 参加者のモーティングに対する反応は良好だ。会議が始まる直前は「何が始まるのだろう」と様子見の姿勢の従業員が少なからずいたが、班ごとに体験談を披露し合う第1部以降は、各班で談笑する和やかな雰囲気に変わった。「モーティングの体験を通じて参加者一人ひとりが互いを尊重し合う姿勢を身につければ、次第に組職場の雰囲気が良くなる」と末松氏は期待を込める。モチベーションの変化を問うと、自己採点で50点前後だった人は70~90点に上がった。

 モーティングは2010年度に開始した。今後も原動機事業本部の各拠点で実施する方針だ。同年度中に同事業本部に所属する従業員の1割に当たる約1000人の参加を目指している。

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