約2400台のPC端末をシンクライアント化するほか、情報系サーバーを集約して新情報系基盤を構築する。

 PC端末と情報系サーバーを一元管理できるようにしてセキュリティを強化するのに加え、コストを抑えるのが目的。さらに、PC端末のOSに利用してきたWindows XPのサポート切れに備える狙いもある。

 2010年10月までに、支店や出張所などに分散配置していた175台の情報系サーバーを、仮想化技術によって22台の物理サーバー機に集約した。2010年11月から2011年2月にかけて、約150カ所ある全店舗のPC端末をシンクライアント化していく計画である。

 シンクライアント用のミドルウエアには、米Citrix Systemsの「XenApp」を採用した。端末が接続するサーバーは合計で79台になる見通し。新情報系基盤は、CSK、日本ユニシス、ユニアデックス、富士通が共同で開発した。