インテリアショップのFrancfranc(フランフラン)を展開するバルスは、販売促進用のアプリケーションを搭載したアップルの情報端末「iPad」を全国50店舗に導入し、9月17日から利用を開始した。新ブランドの商品情報を操作性が高く話題性のあるiPadを通じて顧客に積極的にアピールしていくのが狙い。

 新システムは、Francfrancの新ブランド「Francfranc Standard」の商品約100点の情報を検索・閲覧できるもの。開発言語にObjective-Cを使い、タッチパネル上のトップ画面から商品カテゴリーなどをタップしていくと、該当商品の説明や価格、詳細画像などを閲覧できる。店舗内で商品を陳列するスペースに、今回のアプリケーションを搭載したiPadを設置し、来店客が自由に操作できる環境を整えた。

 各店舗へのアプリケーションの配布は、アップルの公式オンラインストアである「App Store」を利用。アプリケーション内のデータ変更や機能追加の際は、App Store上にプログラムを公開し、各店舗で担当者がダウンロードして更新する。一般の顧客も無償でダウンロードして利用できるようにすることを計画している。

 開発は、ネット通販のシステム開発・運用サービスなどを提供する五反田電子商事が手掛けた。

■変更履歴
記事掲載当初、五反田電子商事を「オイシックスのシステム子会社である」としていましたが、同社は2009年12月にMBO(マネジメントバイアウト)によりオイシックスから独立しており、現在オイシックスとの資本関係はありません。お詫びして訂正します。 修正点は反映済みです。[2010/10/5 18:15]

記事掲載当初、新システムのアプリケーションを「一般の顧客も無償でダウンロードして利用できる」としていましたが、「一般の顧客も無償でダウンロードして利用できるようにすることを計画している」の誤りでした。お詫びして訂正します。 修正点は反映済みです。[2010/10/4 15:30]