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日経情報ストラテジー

業種 損害保険ジャパン
中国人向け旅行保険の拡販に備え新システム稼働

加入翌日の訪日でも、けがや病気をサポート

2010/02/12
清嶋 直樹=日経情報ストラテジー
「YOKOSO! JAPAN事故管理システム」の画面。訪日中国人向け旅行保険の契約情報を管理
「YOKOSO! JAPAN事故管理システム」の画面。訪日中国人向け旅行保険の契約情報を管理
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 損害保険ジャパンは2010年1月から、中国と日本の拠点間で契約情報や事故状況などをインターネット経由で共有する「YOKOSO! JAPAN事故管理システム」を稼働させた。訪日外国人向けの事業拡大のため、新システムを活用して事務処理を迅速化させる。国内の損害保険市場は成熟する一方で、中国から日本に旅行する訪日中国人は増加しているという。

 新システムを活用して販売する訪日中国人向け海外旅行保険「漫遊桜花(マンヨウインホア)」は、3年後に1億円の保険料収入を目指す。新システムは損保ジャパンの中国法人と、日本法人、日本国内にある「メディカルサポートデスク」の3カ所をつなぐ。中国人が訪日前に同社の旅行保険に加入すると、損保ジャパン中国法人がすぐに加入者の氏名などの契約情報をシステムに入力する。

 その後、加入者が訪日中に病気になったりけがをしたりした時には、国内のメディカルサポートデスクで中国語で電話相談を受け付ける。新システムに登録された加入者の契約情報を確認したうえで、日本全国に90カ所ある提携医療機関を紹介する。加入者情報は即時に中国と日本の間で共有されるため、中国で保険に加入した翌日に向けて出発するようなケースでも柔軟に対応できる。加入者に代わって行う医療費支払いなど事務処理の進ちょく状況もシステム上で把握できる。

 損保ジャパンの砂山潤企画推進部特別推進役は「日本人向けの海外旅行保険商品は比較的整備されているが、その逆の訪日外国人向けの旅行保険市場は未開拓で、当社が優位性を発揮できる。効率良くサービスを提供するには、国をまたいで情報を即時共有する情報システムが不可欠だった」と説明する。中国向けが軌道に乗れば、今回のシステムを活用しつつ、ほかの国へも訪日外国人向けの保険商品を投入する考えだ。

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